ゆとりある生活を送るには毎月12.8万円が足りない

厚生労働省が毎年発表している、標準的なモデル世帯における夫婦2人の年金額の平成29年度の金額は、
221,277円/月でした。

また、生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、老後に最低限の生活を送るための費用は平均で22万円という結果が出ました。


これを見ると、現在の公的年金制度であれば、なんとか公的年金だけで生活できそうですが、ゆとりある生活を送るために上乗せが必要な金額を調査したところ12.8万円となり、夫婦二人がゆとりある老後生活を送る場合に必要な生活費は平均月34.9万円となります。

 


65歳からの平均余命は、長い女性で約24.43年

平均余命とは、ある年齢の人々があと何年生きられるかいう期待値のことですが、平成29年度の簡易生命表で65歳を見ますと、男性が19.57年、女性が24.43年となっておりますので、少なくとも90歳くらいまでは生きると考えたほうが良さそうです。

 

ゆとりある生活を送るために12.8万円/月、年間で153.6万円が足りないとのことでした。

90歳まで生きると考えた場合、65歳から25年で3,840万円が足りない計算になります。

65歳からも運用していく方法もありますが、まずは足りない3,840万円を65歳までに用意して、25年掛けて取り崩していくという考え方でシュミレーションしてみます。


 

過去のブログで、何度かアセットアロケーション(資産配分)について記載させていただきました。

その人によって状況(年齢、家族構成、年収、資産状況やリスク許容度など)は異なりますが、基本的にはバートン・マルキール氏の「財産4分法」を参考にして資産を配分していただくと良いとお伝えしました。


バートン・マルキール氏の「財産4分法」で50代半ばの場合の資産配分は下記の通りでしたので、

・不動産15%、現金10%、債券50%、株式25%

 

50歳の時に以下アセットアロケーション(資産配分)に変更して、65歳に公的年金を受け取るまでの
15年間で計算してみます。

 

それぞれの資産クラスの過去15年の平均リターンを調べると以下の通りでしたので、
8資産を平均すると約6%の利回りで運用できる計算になります。

逆算して、足りない3,840万円を65歳までに用意するためには、50歳から毎年6%で運用しても、毎月133,154円の積み立てが必要となることがわかりました。

 

となると、やはり、リスク資産をさらに減らして65歳からも運用する方が現実的だと思いますので、65歳から90歳までを同じアセットアロケーション(資産配分)として、下記の通り、リスク資産を25%まで落として計算してみます。

過去25年間の平均リターンの数字は、J-REIT(不動産投資信託) などの商品が設定される前だったりしてデータが揃わないため、こちらも過去15年の平均リターンで計算してみました。

すると、8資産の平均リターンは4.12%。
リスク資産の配分を減らしているため、その分、リターンも減っていますね。


 

ゆとりある生活を送るために12.8万円/月、年間で153.6万円が必要となるとのことでしたので、

65歳の時点から年間で153.6万円を取り崩しながら、90歳の時点で残高を0として計算すると、

上記、リス資産25%のアセットアロケーション(資産配分)の場合、平均リターンは4.12%でしたので、逆算すると65歳の時点で約3,688万円が必要となります。

 

65歳からも取り崩しながら運用した場合、150万円ほど必要な金額は減りましたが、それでもゆとりある老後生活を送るために65歳の時点で約3,688万円が必要となりました。


 

今回はインデックス投資の出口戦略をお伝えする内容でした。

 

ゆとりある生活を送るために12.8万円/月、年間で153.6万円が必要でしたので、

65歳の時点から年間で153.6万円分を取り崩しながら、引き続き運用していただくのが最適解だと思います。

 

運用している際は、毎年1回のリバランスを行ってくださいとお伝えしてきましたが、取り崩す際も、リバランスを意識しながら、取り決めたアセットアロケーション(資産配分)の比率を維持できるようにしていただくと宜しいかと思います。


くれぐれも下がっている資産クラスを多めに取り崩すなどの行為は、資産減少を加速させるだけですので、控えていただけますと幸いです。

 

参考までに、ゆとりある老後生活を送るために65歳の時点で必要となった約3,688万円を、リスク資産を25%にしたアセットアロケーション(資産配分)を記しておきますので、参考にしてください。

今回は、生命保険文化センターが行った意識調査を基に記載しましたが、ゆとりある生活を送るために
年間で153.6万円が足りないとか、65歳の時点で約3,688万円必要とか聞くと、びっくりされる方も多いかと思います。


それぞれのご家庭の家族構成、世帯年収、属性やお持ちの資産、そして年齢によって、取れる方法は異なりますが、資産構築の仕方については、これからも紹介していきますので、ぜひ参考にしていただき、ご自身が取れる方法を選択してください。

にほんブログ村 投資ブログ 資産運用(投資)へ
にほんブログ村 にほんブログ村 投資ブログ お金(投資)へ
にほんブログ村

この記事の内容が役に立ったと思ったら、ソーシャルメディアで共有してね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です