毎月の積立金額にもよりますが、ある程度の期間、積立投資を続けてくると一定の資産規模になってくる方もいると思います。

 

そこで、目安として300万円程度の規模になってきた方につきましては、よりコストの安い海外ETFに

リレー投資することも選択肢のひとつかと思います。

 

海外ETF

ETFとは、Exchange Trade Fundの略称で、日本では上場投資信託とも呼ばれています。
海外ETFとは、米国や中国、ASEAN諸国等、海外の取引所に上場している投資信託です。

市場平均に連動することを目指した投資信託といった点については、いままで紹介してきたインデックスファンドと似ていますが、最も大きな違いは、市場に上場しているため、株式のようにリアルタイムで取引できるなどの柔軟性があります。

 

株式のように指値、成り行き注文も可能なため、毎月の積立投資に物足りなさを感じていた方や、ある程度、投資に慣れて来られた方には、より細かな選択ができ、面白さを感じる方もいるかも知れません。

 

個人投資家にとっての大きなメリットのひとつが、運用コストの低さがあります。

 

どんな投資信託を買ったら良いか②で紹介しました投資信託(インデックスファンド)もかなり安い信託報酬でしたが、それらに比べ、さらに信託報酬が安い場合が多いため、長期投資において、毎年掛かる信託報酬の差は、見過ごすには大きいと思います。

 

一般に、投資信託の信託報酬は、運用会社、販売会社、受託銀行で分け合う形になっておりますが、ETFは株式と同じように市場で売買されていますから、販売会社が存在せず、その分、コストが低くなるわけです。ちなみに、販売会社が信託報酬の約半分を得ています。

 

参考までにですが、どんな投資信託を買ったら良いか②で紹介しました「ニッセイ外国株式インデックスファンド」の信託報酬は年率0.11772%ですが、その内訳は以下の通りです。

運用会社0.04425%、
販売会社0.04475%、
受託銀行0.02%

https://www.nam.co.jp/report/pdf/mo121332-1.pdf

 

比較対象として、ETFを2つ挙げます。

「バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF」   信託報酬 年率0.07%
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」   信託報酬 年率0.04%

※「バンガード・FTSE先進国市場」には米国が含まれていないため、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」と組み合わせます。

 

2つを平均すると信託報酬は年率0.055%なり、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」の半分以下となります。

 

 

ただし、海外ETFの場合、購入する際に証券会社に購入手数料を支払う必要があります。

証券会社によって購入手数料は異なりますが、SBI証券、楽天証券、マネックス証券といったネット証券は、NISA口座(非課税投資上限額120万円/年)を使えば海外ETFの購入手数料が無料になりますので、利用の際は、いずれかの証券会社を利用くださると宜しいかと思います。

 

ちなみに、わたくしが海外ETFを始めた頃の購入手数料は、1回26.25ドルでした。

また、当時は特定口座もなく、為替や損益、そして税金の金額は自分でしなければならず、かなり大変でした。現在は、投資家にとって非常に恵まれた環境ですので、うまく使いこなしてください。

 

 

あと、海外ETFを購入する際は外貨を購入する必要があり、別途、為替手数料が掛かります。

 

先述したSBI証券、楽天証券、マネックス証券といったネット証券は、どこも1米ドルあたり0.25円ですが、住信SBIネット銀行を利用すれば0.04円ですので、同じグループ内でやり取りができるSBI証券を利用されるのが宜しいのではないでしょうか。

 

 

円を外貨に換えるのは手間ですし、1米ドルあたり0.25円の為替手数料が掛かりますので、やはりインデックスファンドで積立投資の方が良いと感じられる方も多いと思います。

 

ですので、投資初心者の方であれば、引き続きインデックスファンドで積立投資をしていただく方が楽ですし、感情が入らず、宜しかと思います。

 

しかし、外貨建ての投資信託(例えば「ニッセイ外国株式インデックスファンド」もそうです)を円で購入する場合、どれくらいの為替で円換算しているか分からないため、為替に対する意識は低いままでしょう。

 

ただ、ETFは、基本的にまとまった金額を投資するのに向いている商品ですので、それほど売買回数は多くないと思いますので、為替手数料も気にしなくて良いかと思います。

 

仮に、先ほど記載した商品を30万円ずつ購入する場合、現在の為替(113.38円)で考えると、それぞれ 約2,646ドルとなり、為替手数料は合計で1,323円となります。
そして、信託報酬はそれぞれ年率0.07%、年率0.04%でしたので、210円と120円で合計330円。

 

「バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF」  約2,646ドル
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」  約2,646ドル

 

対して「ニッセイ外国株式インデックスファンド」の信託報酬は年率0.11772%でしたので、
2つの合計金額と同じ60万円分購入した場合は、約706円。

バンガードの2つ商品は、為替手数料の合計1,323円、信託報酬の合計330円となり、
ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬約706円に比べ947円高いですが、

為替手数料は購入時だけ掛かるのに対し、信託報酬はその商品を運用している限りは毎年掛かるものですので、3年目から逆転し、バンガードの2つ商品で運用した場合の方が、毎年376円コスト安になります。

 

以上のことを踏まえ、

 

個人的には、投資初心者に対しては、引き続きインデックスファンドで積立投資をしていただき、

ある程度、投資に慣れて来られた方に関しては、基本はインデックスファンドで積立投資を行い、一定金額が溜まって来たら、同じ資産クラスの海外ETFへリレー投資するのが宜しいのではないかと考えております。

実際、わたくしの投資手法がこれでした。

 

または、よりリスクが高い(ブレ幅が大きい)株式はドルコスト平均法を利用して積立投資で運用し、リスクが比較的低い(ブレ幅が小さい)債券は海外ETFで運用するのも宜しいかと思います。

ただ、その場合も、アセット・アローケーション(資産配分)は意識してポートフォリオを組んでくださいね。

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